本作の最大の魅力は、ジェシの呼びかけによって集まったバックの豪華すぎる布陣にあります。ピアノにドクター・ジョンとレオン・ラッセル、キーボードにラリー・ネクテル、ベースにBooker T. & the M.G.'sのドナルド・"ダック"・ダン、そしてドラムにはジム・ケルトナー。これ以上ないほどタフでアーシーなセッション・ミュージシャンたちが、一音一音に魂を込めた地を這うようなアーバン・グルーヴを紡ぎ出しています。そんな贅沢な演奏をバックに、ジェシならではのレイドバックした味わい深い歌声と、唯一無二のコクとキレを誇るスライド・ギターが縦横無尽に冴え渡ります。ジョージ・ハリスンのカバー「Sue Me, Sue You Blues」など聴きどころ満載。アメリカン・ロック黄金期の旨味がぎゅっと凝縮された、全ロック・リスナー一生モノのマスターピースです。